2020年6月1日月曜日

世界旅行・世界教育について①

先般のユダヤ人一家との交流で、ずっと心に引っかかっていることがあった。



「僕はどうして自分をこんなにも縛っているのだろうか?」



世間の目、職場の目、親の目、常識の目、・・・・いろんな目で見られていることを意識しすぎるあまり、ストレスを抱え、もっとも大事な家族との諍いも起こしたり、また勝手に無能力感を抱いて、努力を怠ったり・・・・



ユダヤ人一家は、既に壮年期の年齢に入り、個人として、親として、社会の一員として、成熟しているし、経済的な余裕もあることは確かだけど(写真で見せてもらったパリの自宅は「フツー」の人の家のレベルではなかった)、世界中の至る所に一人娘を連れていき、様々な体験や現地の人々と交流させ、その感性が磨かれるよう、最大限の愛情を注いでいる。



「自分(たち)も、もっと自由で、自立的な生き方ができるのではないか」




彼らとの出逢いは、人間としての根源的な肚を決めるきっかけを与えてくれた。




僕たちは、元々子ども達をホームスクーリングで育てようと考えていた。


ネガティブな理由から先に述べると、子ども達がロシア語→英語→日本語の順に言語が発達しており日本の学校教育制度の尺度ではもしかしたら「発達障害」のレッテルを貼られ特別支援学級で過ごすことになるリスクが高いのではという不安があること、日本の学校教員の多文化需要性に期待していないこと、言語や文化の面から日本の子ども達とこれまであまり馴染めていないこと、など・・・



ポジティブな理由としては、僕も妻も子ども達の教育に心血注ぐことができること、子ども達が自らの興味や好奇心に従って学習できること、子ども達を中心に生活設計ができること、妻の母国(カザフスタン)との行き来や交流が容易になること、そして『学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て』に感銘を受けたこと、など・・・




学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て




日本とは異なり、世界では、正規の学校教育とは異なるオルタナティブ教育やホームスクーリングは、概念だけでなく制度・ムーブメントとして、広く認められている。一方、ホームスクーリングは、宗教等の共通する信条を有するコミュニティが子ども達の社会性や協調性の発達、さらには親のケアを下支えしており、それらが通常の学校と同等程度の規模感があるから、成立しているという点も見逃してはいけない。



同調圧力や横並び意識の強い日本社会において、フリースクールですら大きく発達してこなかった背景を踏まえないと、ホームスクーリングは単なる概念論で終わり、家庭の中だけで完結した閉鎖的な取組で終わってしまう。



首都圏では、一部の親がホームスクーリング協会を立ち上げており、どちらかというとギフテッドや高IQ児童への支援を中心に活動を展開している。(しっかり調べてないので、事実誤認があってはいけないが)





しかしである・・・・・






そもそも、日本国内を前提に子どもの教育を進めていいのだろうか・・・





自分自身も、日本国内で働き、老いて、死んでいくことを前提にしていて本当にいいのだろうか・・・・





確かに日本は安全だし、水道水を恐れることなく飲める国だし、鍵をかけずに外出しても余程運が悪くない限り盗難の憂き目に会う心配もない。政治・経済の凋落ぶりには目も当てられないが、それは世界中で起こっていることであるし、仕事を選ばずプライドも持たなければ何とか生きていけるだけのチャンスはある。少なくとも数十年先までは。




そうした中、




「ホームスクーリングがあるなら、ワールドスクーリングってあるのかな・・・」





と思い検索してみると、果たしてあった。





世界中を旅しながら、子育てと仕事を両立している家族が実際にいるのだ。
日本人は育休中に半年から一年、海外で過ごしました、みたいな記事が多いが、世界の同世代もしくは少し年上の人たちの中には、旅そのものを自らの生活として、辛くも楽しく生きる人たちがいるのだ。



記事の多くはコロナウイルスの感染拡大前のものであり、現在や今後、その人達の生き方がどう変わるかはわからない。また、World Schooling という概念がどれほどの市民権を得るのか未知数である。



しかし、「現実の世界から、教育機会を提供し、見つけ出す」というコンセプトに強く感銘を受けた。もっとも自由で自立的な教育ではないのか、と。




何も世界旅行である必要もないけれど、住民票を持つ限り、その国の制度に縛られ、人生の一定時間を制度に使われることにつながるから、World schoolerの人々は、旅することを手段に選んだのだ。




もちろん、決断と実行には入念な準備が必要になる。
子ども達に対してどんな影響があるか計り知れない。




しかし、実際に思春期の大半をWorld Schoolingで過ごした少女は、こんなブログを綴っている。








何とも壮大な体験をしているではないか








どんな準備が必要かはまた別の記事で書き改めたいと思う。






















世界旅行・世界教育について①

先般のユダヤ人一家との交流で、ずっと心に引っかかっていることがあった。 「僕はどうして自分をこんなにも縛っているのだろうか?」 世間の目、職場の目、親の目、常識の目、・・・・いろんな目で見られていることを意識しすぎるあまり、ストレスを抱え、もっとも大事な家族との諍いも起こしたり、...